素朴で気軽なガッチャン箱

「ガッチャン箱」って聞いたことありますか?
角をホッチキスでガッチャンと留めた紙箱なんです。
ただホッチキスで留めただけなのに、入れ物としてちゃんと箱になるなんてちょっと面白いんです。
ガッチャン箱はもともと商品をまとめてお店に出荷する、卸箱として多く使われてきました。
なのでみんなが直接目にすることはあまりなかったのです。

なかなか表舞台に出てこなかったガッチャン箱。
でも私たちは、この素朴で気軽なガッチャン箱が大好きです。
可愛いなんて言ってくれる人もいます。

aibakoは、みんなの暮らしにスッと寄り添ってくれるガッチャン箱を作っていきたいです。
みんなもガッチャン箱を可愛がってくれたら嬉しいです。

  • ①厚紙を、
  • ②型で抜いて、
  • ③ホッチキスでガッチャン。
  • ④できあがり!
  • ⑤ちょっと大きさ変えてフタも!

相場紙器製作所

相場紙器製作所は新潟県の燕三条で昭和七年に始まった紙箱屋です。
創業者はハサミを作る職人でした。
自社のハサミを入れる紙箱も作り始めると、次第に他社からも紙箱製造の依頼が来るようになりました。
「これからは製品を運ぶにも見せるにも、箱が必要だ」と紙箱の必要性を感じ、紙箱製造の「相場工業所」を立ち上げました。
「紙器(しき)」という言葉も一般的ではなかった時代です。
当時から、燕三条で作られる大工道具や工具など入れる卸箱(ガッチャン箱)、化粧箱としての貼り箱などを作ってきました。
昔ながらの紙箱は古い機械を使って一つ一つ、小さな町工場で手作りしています。

時代の流れと共に、紙に変わる色々な素材の箱が生まれ、より丈夫でより安価な箱も普及しています。
でも、紙箱・ガッチャン箱が無くなると困る人もいます。
その人たちのためにも、そして紙箱が大好きな私たちのためにも、素朴で気軽なガッチャン箱を作り続けていきます。